こんにちは、刈屋です。
先週の金曜グループレッスンの後からといち坊の具合が悪く
気が気ではない時を過ごしました。
とりあえずひと段落しましたのでご報告と様子をアップ致します。
グループレッスンから帰り、といち坊を車から下ろした時から異変がありました。
首を下げお腹が持ち上がり、背中が湾曲した状態で
歩いても一歩が10cmくらいしか進めない状況に。
目も挙動不審で明らかに様子がおかしい。
吐き戻す時の姿勢に似ていたのですが、激しい腸運動は見られません。
とりあえず家まで抱っこして体を温めて様子を見ることに。
困った顔はしつつ、ご飯も食べ布団で寝はじめたので
それで一晩過ごしました。
早朝ムクっと起きたかと思ったら、再びおかしい歩き方、挙動不審、よだれ
パンティング(舌をだしてハァハァと浅い呼吸)。
主治医がまだ開いていない時間だったので近所の救急病院へ。
とりあえず触診と血液検査をするも特に異常なし。
そうこうするうちに主治医が開業する時間に近づいたので検査結果をもらい移動。
世田谷、くすの木動物病院にて追加の血液検査→
触診(首・腰・関節等、特に異常なし)→追加の血液検査も異常なし
ここで藤井先生の直感と名言「痛い顔をしてる。絶対どこか痛みがあるはず」。
もう一度触診。この時、首を動かすだけではなんともなかったのが
首を持ち上げて少し押したところ「キャイン、キャイ~~ン!!」
痛みの元を発見した後は素早く次の処置。
首とその周辺の骨に異常がないか診る為にレントゲン(これも異常なし)。
幸いといち坊は色んな体勢での待てを教えていたので
レントゲン撮影も麻酔などなしで処置してもらえました。
(痛みで抵抗できなかったのかもしれませんが・・・)
あとはMRI(脳や脊髄の疾患をより詳しく確認する検査)で
詳しく検査をして、首に腫瘍がないかどうか・・・となりました。
この日はステロイドと痛み止めを処方してもらい一旦帰宅。
MRI・・・。
確かに13歳とシニアのワンコですから腫瘍ができていてもおかしくない。
腫瘍があるかないか分かればそれにあった選択肢を先生はくれるはずです。
でも心配は今回のレントゲンとは違い、MRIは完全に全身麻酔。
やはり13歳のシニアワンコには負担と言えば負担。
少し悩みましたが、分かるなら早い方が良いと
他の方々からも色々とアドバイスをいただき、月曜日にMRI検査の予約。
この装置があるのは、動物病院と提携する動物検診センター「キャミック城南」。
主治医からの紹介が必須のセンターです。
当日、といち坊を先に預け、問診と説明・リスクなどの同意書記入。
そして麻酔導入・・・。
2時間もかからず麻酔から覚め、無事戻ってきました。
このMRI検査前までに、痛み止めも効いていたのか
首も上がるようになり、伸びをしたり、軽く小走りまで
するようになっていたので「最低でヘルニア、最大でもヘルニアで・・・」
検査の結果、首の椎間板ヘルニアがみられるとのこと。
そして腫瘍のような異常は特に見られないとのこと。
正直、ホッとしてしまいました。
腫瘍も何も見当たらないという結果も怖いですし
もちろん腫瘍があることも望みませんから。
と、これでとりあえずひと段落、と思ったら
MRI検査の帰り道、まだ麻酔でうすボンヤリしているといち坊。
胃に入っていたであろう造影剤を吐きまくり、グロッキー。
車で約6回、帰宅後も数回リバース。
吐き戻しによる喉へのダメージ+全身麻酔の際の
喉に気管チューブを挿管されていた刺激もあり、
一晩中咳が止まりません。
翌日、食欲もなく咳もひどいので再びレッスンをお休みさせてもらい主治医を受診。
そして先生の前では咳きこまないといち坊(笑)
ヘルニア度合いも急性で劇的な症状だったにも関わらず、軽度らしく
今後の方針としては手術などの処置もまだ大丈夫とのこと。
はぁぁ。。。
皆様長々とすみません。
今回のことで大切なことが改めて分かりました。
『日頃から主治医の先生に健康な状態を診てもらっていること。』
最初に行った救急病院(初診)では多分「確かにちょっとおかしいけど
そんなに重症ではない神経質な和犬を、過保護な飼い主が連れてきた」
くらいに思われていたと思います。
その子の「平常時」がどんな風であるかを知っていれば
現れた症状・いつもと違う状態、がどれだけいつもと逸脱しているか
はじめて判断できるんだと思います。
それから今振り返ると、冷静を装いかなりテンパっていた刈屋。
救急病院は普通、まず電話で問い合わせてからの来院となりますが
それも忘れただただ車を走らせました。。。
極めつけはMRI検査の同意書を記入する際、
住所を書こうと思ったら思い出せない・・・。
はい、いち飼い主として良い勉強をさせてもらいました。
こういった話や経験が、皆様への参考や反面教師などになれば幸いです。
↑ 写真もなく長文にお付き合いいただきありがとうございました。
ご無沙汰しております。
といち君、大変でしたね。(あ、先生も!)
首のヘルニア、私もありま~す。
あと、ストレートネックというのも。。
犬はないのかしら?
いっきに寒くなってくるこの季節、要注意です。
といち君、お大事に。
かかりつけのこと。私も常日頃感じてます。
元気な状態を知ってるドクターこそホームドクターだと。
設備が整ったスタッフの大勢いる病院もいいけど、
やっぱり、一人の先生がおおよそのところを全部把握して
くれているクリニックが“かかりつけ”の第一選択肢だと。
今日はこれから藤井先生のところで~す。(^^ゞ
投稿情報: オードリーママ | 2012/11/16 08:47
大変な一週間でしたね。
何もしゃべらないワンコが、急に様子がおかしくなると、
誰だってテンパります!!
といち君の痛みが早くひきますように。
ホームドクターって、大切なんですね・・・。
投稿情報: ロッタまま | 2012/11/16 19:52
といち君、落ち着きましたか?
読んでいるだけで、ドキドキしました。
元気でいてくれることは、当たり前ではなく、
とても幸せで、それだけで感謝ですね。
少しでも長く一緒に幸せに過ごせるように、近くでみて、感じること、
とても大事なことですね。
先生も、いち飼い主・・・
いつも頼りになって助けてもらいっぱなしですが、少しだけ、同士みたいに思えました(^_^;)
投稿情報: はやとママ | 2012/11/17 16:22
オードリーママさん
ママさんはヘルニアも持っているのですか~!?
超大型犬のお手入れ・・・更に大変ですね。。。
かかりつけのホームドクター、大事ですよね。
更に専門的な分野が必要であれば専門医を紹介してもらえる
獣医療の横の繋がりがしっかりあるのもありがたいことですよね。
ひとりで抱えて治るものもこじらせてしまう話を
まだまだ聞きますから。
投稿情報: ウェルビー刈屋 | 2012/11/17 18:54
ロッタママさん
メールもいただいていたのにお返事できずすみません。
といち坊も首の痛みはあまり出しませんし
咳の方もすっかり良くなった様子です^^
言葉を話さない生き物が相手だけに信頼できるホームドクターを見つけることや
専門分野のセカンドオピニオンを可能であれば見つけておきたいですね!
投稿情報: ウェルビー刈屋 | 2012/11/17 18:58
はやとママさん
私もいち飼い主!犬飼いとしては同士ですよ~!!
頼りに思っていただけてるのは嬉しいですが、聖人ではありませぬ~(笑)
日常が普通に訪れるありがたさ。本当にいろんな事に感謝の毎日です。
もっと五感を活用してといち坊と日々を過ごしたいです♪
投稿情報: ウェルビー刈屋 | 2012/11/17 19:11
刈屋先生、といち兄さん、大変でしたね。痛みはいかがでしょうか?シニアワンコの飼い主として、他人事には思えません。あたりまえの何事もない日々の大切さありがたさを感じます。どうぞお大事にして下さいね!
投稿情報: ひとみん | 2012/11/17 20:36
さぞ痛くて怖くて不安な時間を過ごした事と思います。頑張りましたね…えらかったね。
痛みが早く引いて、原因もはっきり分かって良かったです。
言葉が通じないからこそ、少しでも安心させられるのは飼い主だけですし、
こういう時どうしたらいいのかを肝に命じて日頃からの信頼関係を作っていけたらと思いました。
それと、かかりつけ医との信頼関係も、ですね。
といち兄ちゃんも刈屋先生も本当にお疲れさまでした。
しばらくゆったり過ごしてくださいね。
投稿情報: セビママ | 2012/11/18 03:59
ひとみんさん
こんにちは!今日は良い日差しにといち坊も
満足げに日向ぼっこをしています^^
穏やかな日常に感謝の日々です。
ご心配をお掛けしました~!
投稿情報: ウェルビー刈屋 | 2012/11/18 14:38
セビママさん
不幸中の幸いとでも言いましょうか~。
痛みが早いうちに引い感じだったので本当に良かったです。
と、コメントをいただいちゃいましたが
セビママの方こそ大変だったと思います。。。お疲れ様でした。
お互いしばし平穏な笑顔に癒されましょう^^
投稿情報: ウェルビー刈屋 | 2012/11/18 14:46