こんにちは、刈屋です。
(本日は内容と写真の関係はございませ~ん)
あぁ・・・夢のようなオリンピックウィークは
あっという間に過ぎてしまいました。
オリンピック、毎日が楽しみのゲームフェアでした。
メダルの成績もさることながら、選手たちの色々な背景が見られたり
ドラマがあって競技だけではない楽しみがこの17日間ありました。
スポーツ強化費の予算や使い道などでメディアでは色々と議論が上がっているようです。
予算の使いどころやバックアップする側の意識に関しても
「日本はスポーツ後進国」と言わざるをえないようですね。
黒ラブのロニー君です。スポーツ万能!だってロナウジーニョから名前をいただきましたから!!
犬のトレーニングの世界でも共通しているように思います。
動物医療やトリミング界は先進的ですが、
しつけに関して言えば「日本はしつけ後進国」。
それもそのはずです。
欧米の人は、犬と公私共に一緒に過ごしてきました。
家の中ではコンパニオンドッグとして。
家の外では仕事のパートナーとして。
牧畜や狩猟、運搬、護衛などを共に分かち合ってきました。
イエローラブのラヴィアンちゃんです。カワイイ甘えん坊さんで~す^^
日本はどうでしょう。
家の中で一緒に過ごすようになったのは本当にごく最近のこと。
仕事のパートナーとしては狩猟も行われていますが、
他のバリエーションはないに等しいです。
あとは外飼いの番犬くらいでしょうか。
(それも護衛訓練をされた犬ではなく、ただ外に繋ぐだけですから)
欧米人が日本人に比べ、犬とのコミュニケーション能力が
長けているのもうなずけます。
フレンチブルドッグのいちごちゃんです。嵐を呼ぶ、ともっぱらの噂です(笑)
「犬を飼ったら社会の一員としてキチンとしつけをする。」
欧米では犬を飼っていない人、犬を好きでない人でも
知っている共通の意識だそうです。
私は仕事としてトレーナー、インストラクターをしていますが
10年前はほとんどのケースが「問題を抱えていて改善したい!」
と望むケースが大半でした。
(もちろんそれがいけないことだというわけではありませんよ!!)
嵐を呼ぶいちごの兄ちゃん、マルゴ君です。厳しくも優しい熱血兄ちゃん!
最近では「犬を飼ったらしつけをする!」と
意識がだいぶ変わってきているのを感じます。
動物愛護の精神も日本は後進国と言えます。
本当の動物愛護精神とは・・・を語ると賛否両論
また長くなるのでそれは次の機会に。。。
ミニチュアダックスフンドのニコちゃんです。緊張しいのニコちゃんが、お茶の和んだ時間に心を許してゴロンをしてくれました!
なにはともあれ「後進国」ではなく「更新国」と言えるように。
人と犬が共生していくうえで、よりよい国を目指して!
しつけ方教室に通う通わないに関わらず
(もちろんウェルビーにお声がかかれば嬉しいですが!^^)
犬を飼ったんだからちゃんとしつけをしなくちゃ、と
特別なことではなく自然と思ってもらえるように
地道に今日も犬の知られざる魅力を皆さんに伝える毎日です。
さぁ、冬季オリンピックは閉幕しましたが、次はパラリンピックだ!
ファンアジリティー大会のお知らせが出てるのでそちらもどうぞ!
→ファンアジリティ スプリング杯 開催お知らせ!
たまには真面目に語ったりもします。
最後までお付き合いありがとうございました!
> 最近では「犬を飼ったらしつけをする!」と
> 意識がだいぶ変わってきているのを感じます。
結構なことだと思います。
でも、犬を飼う側の意識改革が進んでいる一方で、
犬と関わりの少ない人々の意識はどうでしょうか?
犬側が一生懸命お勉強して人間社会に受け入れられる
ように頑張ってるのに、犬をパートナーとして認めて
くれる人間はなかなか増えないな~と感じます。
犬が嫌いな人に好きになってくれとは申しませんが、
洋の東西を問わず、太古の昔から人間の営みの中に犬が
居ることは自然だったはずなのに、生活が都市型になった
からって、犬の居場所を制限するばかりじゃ悲しいです。
公営公園にドッグランを作ったり、犬OKの飲食店や宿泊
施設が増えてきているものの、普通の日常生活の場から
は犬を締め出そうとする傾向が年々強まっているように
感じます。(住み分けの強化?!)
一昔前、人々の暮らしが、野良仕事や山仕事などなど、
郊外型(?)だった時代、犬はご主人様の仕事場について
いくのが当たりまえだったのではないでしょうか。なのに
人々の暮らしが都市型になったとたん、ほぼ100%犬は
疎外されるようになりました。
そりゃ~15歳以下の子供の数よりペットの数の方が多い
という調査結果もあるそうですから、全てのペットを職場に
同伴するのは無理でしょうけれど、人と共生できるように
“頑張ってる犬”たちを、もうちょっと認めてやって欲しい
ものです。
というわけで、ちょっと前まではひたすら人に迷惑をかけ
ないよう、繁華街やら公共の場へは極力犬を同伴しない
ようにしていましたが、最近は、考え方を変えつつあり
ます。
機会があれば、犬NGでない限り同伴で出かけます。
(犬たちには、ちょっと迷惑な話かもしれないけれど…)
その結果嫌な思いもしますが、それ以上に「犬って素晴
らしい!」って思ってくれる人が増えてくれたらいいな、
との思いが強くなったからです。
私自身、犬を飼う前は、視界に犬が入るけで不安になっ
ていたので、犬が嫌いな人や、犬が怖い人の気持ちも分
かっているつもりです。それでもなお、犬は人に寄り添っ
て暮らす生き物なんだということを社会に認めてもらい
たいと思います。
それには、犬も飼い主も、切磋琢磨の日々ですが。
犬の努力に報いてやれる社会は、人にも優しい社会だと
思います。
投稿情報: オードリーママ | 2010/03/04 19:33
オードリーママさん
本当!おっしゃる通りです。
>犬側が一生懸命お勉強して人間社会に受
>け入れられるように頑張ってるのに、犬を
>パートナーとして認めてくれる人間はなか
>なか増えないな~と感じます。
犬に好感を持っている人間と、何も感じない・もしくは嫌いと思う人との隔たりが大きくなってしまうことは避けたい現状です。
ドッグランひとつとっても賛否両論。
「ドッグランのある公園があるんだから、ドッグランのない公園には立ち入るな」とかいうことにもなりかねませんからね。
>機会があれば、犬NGでない限り同伴で出か
>けます。(犬たちには、ちょっと迷惑な話かも
>しれないけれど…)
>その結果嫌な思いもしますが、それ以上に
>「犬って素晴らしい!」って思ってくれる人が
>増えてくれたらいいな、との思いが強くなった
>からです。
素晴らしいことだと思います。
私も賛同します。
>私自身、犬を飼う前は、視界に犬が入るけ
>で不安になっていたので、犬が嫌いな人や
>犬が怖い人の気持ちも分かっているつも
>りです。
この気持ち、実は一番大切なことではないか思います。
「かわいいワンちゃんね」と言ってくれた人であっても
近づけないで欲しい、と思っている方だって多いのではと思います。
散歩中、正面から歩いて来た人がずっと自分の犬を見ていたので触りたいのかと思ってリードを長くしていたら、逆に嫌いな方ですれ違いざまにひどい言われようをした、という話を聞いたことがあります。
相手の方は本当は犬が怖いので目が離せず見ていたのに、無神経にもリードを伸ばしたまま近づいてこられたので文句を言った、というわけです。
その文句を言われた飼い主さんは自分に配慮が足りなかったことよりもひどい言葉の方が印象に残ってしまったようで。。。
やはり何事も相手を思いやる心と配慮が必要ですね。
まさに犬も人も日々切磋琢磨。
WELLBE刈屋
投稿情報: ウェルビードッグスクール | 2010/03/05 10:01